今日の行動・メッセージ
2007年10月


10月24日(水)
 今日は、キプロスから対日友好議連会長ご一行がお見えになりました。院内の議長応接室で一行と懇談の後、本会議場をご案内しました。
 キプロスは1960年に英国から独立した国で、地理的には中東に近接しています。独立直後から、ギリシャ系住民とトルコ系住民との対立が激化して、北部はトルコ軍の支配下にあり、独立を宣言していますが、国際的には承認されていません。今回のご一行は、南部のキプロス議会のメンバーで、ギリシャ系の方々です。

 キプロスの統合問題をめぐっては、国連を中心とした和平案がキプロス側の住民投票で拒否され、こう着状態が続いています。それでも、南北間の住民レベルの移動が緩和されているそうで、今後できるだけ早い機会に、ギリシャ系、トルコ系双方の住民が合意できる和平案が実現することを願っています。

 
10月22日(月)
 クウェート議会から友好議員連盟会長一行がお見えになり、副議長公邸でお迎えしました。
 クウェートでは昨年総選挙が実施され、友好議員連盟の組織も再編されました。今回は、ムライフィ新会長が議連メンバーとともに訪日したものです。クウェート議会から河野議長宛の正式な招請状もお預かりしました。両国関係は伝統的に良好ですので、今後、議会間交流も活発になることを期待しています。

 1986年に札幌で冬季アジア大会が開催された際、私は北海道知事として、アジアオリンピック評議会の会長であるクウェートのファハド殿下をお迎えいたしました。大通公園でファハド殿下が雪だるま作りに興じられたことをよく覚えています。
 ファハド殿下はその後、イラクのクウェート侵攻の際、宮殿の警備隊長をしており、残念なことに戦死されました。現在のアーマド会長は、ファハド殿下のご子息です。日本もクウェートも戦争の惨禍を経験しています。
 戦争のない、平和な世界の実現に向けて、それぞれの立場で今後も努力を続けることが大切です。

 
10月17日(水)
 公式実務訪問中のナミビア・ポハンバ大統領一行を、河野議長とともにお迎えしました。
 ナミビアは、南アフリカの北に位置する人口わずか200万人の国です。国土は日本の2倍あり、世界最古の砂漠といわれるナミブ砂漠があります。もともとはドイツの植民地でしたが、長い間南アフリカの支配下にあり、反アパルトヘイト運動や解放闘争を経て、1990年に独立しました。
 若い民主主義国家ですが、独立後は、汚職の撲滅に取り組み、安定的な国家運営をしています。自ら勝ち取った自由を、いかに民主的に運営していくかという、熱い想いが伝わってきました。

 
10月16日(火)
 衆議院の公式招待により、カンボジアからヘン・サムリン下院議長一行がお見えになりました。河野議長、笹川議運委員長、議運理事の皆さんと一緒に院内の議長サロンで懇談を行い、夕刻に議長公邸で歓迎夕食会を開きました。
 私は、昨年夏の公式派遣でベトナム、カンボジアを訪問し、その際、ヘン・サムリン議長にもお会いしました。同席していたカンボジア友好議連のメンバーも今回来日しています。
 ヘン・サムリン議長は30年近く、カンボジアの政権中枢でご活躍されていますが、訪日は今回が初めてだそうです。東京での公式日程は今日までで、明日から広島、京都を視察してお帰りになります。
 カンボジアでは魚を生で食べる習慣はありませんが、今回はせっかくの機会だからということで、夕食会の席では日本の刺身に一同舌鼓を打っておられました。昼の懇談の席とはまた別の、お互いくつろいだ雰囲気の中で、有意義な歓談をすることができました。

 
10月9日(火)
 外国議会から2組の来客がありました。
 ハワイ州選出のダニエル・イノウエ上院議員を河野議長と一緒にお迎えしました。
 衆議院では、欧州議会と中国全人代との間に正式な議会間交流制度が設けられており、交互に議員団を派遣し、お迎えしています。この枠組みをアメリカ議会との間でも構築できないものか、河野議長を中心に従来から検討を進めておりましたが、日系人であり有力議員でもあるイノウエ議員が米国側の交渉を取りまとめられ、今回の訪日を機会に、これからの段取りについて協議しました。
 ところで米国上院では、議員歴の長さがものをいいます。その点、イノウエ議員は44年間も上院議員を続けており、最有力な上院議員の一人です。今後の交渉が順調に進むことを期待しております。なお、現在の長期在任上院議員は、バード上院議員(48年)、ケネディ上院議員(45年)、次いでイノウエ議員です。

 ベトナムからヴィエット政治局員一行がいらっしゃいました。副議長公邸で懇談の後、昼食会を開いて、意見交換しました(写真)。
 ヴィエット政治局員は、日本ベトナム友好議員連盟の次期会長に就任する予定です。去年7月、私がベトナムを訪問した後、去年10月にはズン首相が訪日して国会演説しました。また、今年11月にはチェット国家主席が国賓として訪日、来年にはチョン国会議長が衆議院の招待で来日する予定です。様々なレベルでの交流が深まり、日越両国は戦略的パートナーとして、最良の時期を迎えております。
 ただ残念なことに、先月、ベトナムのカントー市で日本のODAで建設中の橋梁建設現場で橋げた崩落事故が発生し、多数の死傷者が出ました。日本を代表する大企業が受注した工事でもあり、私からも心からのお悔やみを申し上げました。詳細な事故原因については、今後、調査が進められる予定です。
 産業現場での災害は、国の内外を問わず、廃絶されなければなりません。企業が経営の効率化や合理化ばかりを優先してコストダウンを図り、職場の安全確保を怠り、そのつけを働く人々に転嫁することは、決して許されません。

 
10月1日(月)
 今国会は9月10日に召集されたのですが、突然の安倍前首相の辞任表明によって、3週間も空転しておりました。
 本日の福田首相の所信表明演説を皮切りに、ようやく本格的な国会論戦がスタートします。この間の空白を埋めてなお余りある、実りある議論が展開されることを期待しております。

 さて本日は、新首相初めての所信表明演説というせっかくの機会ですので、河野議長の発案によって、アセアン諸国、中国、韓国の在日大使の方々を国会に招いて、本会議を傍聴していただきました。本会議場には、2005年末から、同時通訳ブースが設けられておりますので、外国の方々でも通訳を介して、本会議を傍聴してもらうことができます。
 本会議終了後、大使の方々と議員食堂でしばし懇談いたしました。新政権の対アジア外交の動向等を中心に、各国大使と意見交換をいたしました。