今日の行動・メッセージ
2007年7月


7月2日(月)
 ベトナムのチョン副首相とヒエン最高裁長官一行の表敬を受けました。
 ベトナムは今年1月にWTOに正式加盟を果たしたこともあって、司法制度の改革・整備が急務となっています。今回の来日は、日本の司法制度改革の経験や現状の調査のためです。司法制度改革を進めるためには、制度の中身そのものも大切ですが、国会で関係法律を審議し、制定するというプロセスも無視するわけにはいきません。
 そのような問題意識から、わが国における司法権と立法権の関係や国会の役割、特に法律案の制定過程について、様々な意見交換を行いました。

 ちょうど国会も最終盤ですので、今年の法律案制定の実績について、私から説明いたしました。
 今国会には内閣から97件の法律案が提出され、89件がすでに成立しており、成立率は91.8%に達します。他方、議員立法は68件提出され22件成立しています。
 現行法律の件数は約2000件ですが、毎年220件程度の法律案が内閣や議員から提出され、そのうち160件程度が成立しています。提出件数で見ると、内閣が6割、議員立法が4割ですが、成立したものの内訳では85%が内閣提出の法律案になっています。
 わが国は議院内閣制をとっておりますので、このように国会審議が内閣提出の法律案を中心に行われていますが、最近では議員立法の重要性も増しており、さまざまな国会審議の活性化策を検討しているところです。
 重要な制度改革に当っては、よりよい原案を作成することはもとよりですが、国会において、国民の代表である議員が慎重かつ充実した審議を行うことが非常に重要です。一行が関係諸方面との意見交換を通じて、ベトナムの制度改正に反映できることを期待申し上げました。

 また、昨年7月、私がベトナム国会の招待を受け同国を公式訪問した際、チョン国会議長に訪日招待を伝達いたしました。来年は日本とベトナムの外交関係樹立35周年の節目に当る年ですので、是非、訪日いただいて議会交流をさらに進展できるよう、一行に対しても要請いたしました。