今日の行動・メッセージ
2006年8月


8月10日(木)
 前回このコーナーでお伝えいたしましたとおり、7月25日から8月2日まで、ベトナム・カンボジア両国を公式訪問いたしました。訪問の詳細については追々ご報告させていただきますが、ベトナムでは就任したばかりのズン首相、チェット国家主席、チョン国会議長、カンボジアではフン・セン首相、ヘン・サムリン下院議長、チア・シム上院議長とそれぞれ会談し、議会間の交流強化を含めた両国間の友好関係の維持発展について、意見交換しました。

 ベトナム、カンボジア両国は、日本からのODAが国家予算のそれぞれ1割、2割を占めています。ODAの有効活用、特に医療や教育の場での人材育成にどのように使われているのかという観点から、ベトナムではチョーライ病院、カンボジアでは国立医療技術学校を視察しました。国だけでなく、大学、NPOと交流の裾野が広がっている実情について説明を受けましたし、実際に活動している在留邦人の方とも会食する機会がありました。NPOでは、多くの若者、特に女性が活躍しているようですが、定年を迎えたシニア世代の方にも今までに培った経験・技術を活かして、活躍していただきたいものです。

 ベトナム、カンボジアといえば、過去の戦争・内戦の惨禍を忘れことはできません。ベトナムの戦争証跡博物館では、戦争の惨状を示すパネル展示にやりきれない思いを覚えました。また、カンボジアでは2万人もの市民が虐殺されたトゥール・スレン博物館を訪れ、惨劇の詳細について説明を受けました。さらに、カンボジアでは不発弾処理の現場を視察し、爆破処理に立ち会いました。地雷や不発弾処理にはまだ100年はかかるそうです。

 8月5日から10日までは広島、大阪、長崎を訪問いたしました。6日の広島、9日の長崎の平和祈念式典には衆議院を代表して参列いたしました。また、その前後を利用して、それぞれの原爆資料館を視察し、原爆病院や原爆養護ホームを慰問しました。
 61回目の原爆の日を迎えてもなお、国際社会の現状は、核廃絶を願う市民の声とは遠くかけ離れたものであり、核廃絶への具体的な道筋が描けているわけではありません。ベトナム、カンボジアを訪問した直後でもあり、今年は、例年にも増して、平和の尊さ、原爆を含めた戦争の悲惨さを語り継ぎ、伝承する大切さ、特に次の世代を担う若者たちに平和への決意を新たにしてもらうことの大切さを感じました。

 15日には全国戦没者追悼式に参列いたします。