今日の行動・メッセージ
2006年4月


4月24日(月)
 今日は15時から札幌市内で、2年ぶりとなる私の「政経セミナー」を開催しました。
 今回は東京学芸大学教授の山田昌弘先生をお招きして、「希望格差社会〜経済の構造変化が若者の生活と意識に与える影響について〜」というテーマでご講演いただきました。
 ご講演の中で山田先生は、「今の日本の社会は大学を卒業しても安定した職業に就職できず、若者は将来への希望が持てずにニートやフリーターにならざるを得なくなってしまっている」、「企業は正社員を減らし、その代わり安くていつでも解雇できるパートやアルバイト、派遣社員や請負社員を雇って過去最高の利益を上げている。しかし安定した生活ができない若者が、結婚したり家族を持ったり、家を建てたりできるか。人生設計をできるか。今後益々希望の格差が拡大し、リスク化、二極化が拡大する。将来的には日本社会の崩壊につながってしまうだろう」と述べられました。そして「若者の失業対策を強化しているヨーロッパ諸国のように、日本でも教育における政策強化、マンツーマンの職業訓練、雇用創出などに力を注がなければならない」とおっしゃいました。私も全くその通りだと考えております。

 先生のお話の中でもうひとつ興味を持ったのは、童話の「赤ずきんちゃん」や「アリとキリギリス」のストーリーが今と昔では異なっているという点です。たとえばアリとキリギリスでは、働かずに怠けていたキリギリスが冬場のエサに困り飢えていたが、アリにエサを分けてもらって生き延びたというストーリーに変わったそうです。そういう童話を子供のときに聞かされた大人は、「頑張らなくても何とかなるだろう」「コツコツ頑張るのはバカらしい」「悪いことしてもなんともない」と考え、努力する気持ち、悪いことをしてはいけないという気持ちが欠落するそうです。
 「童話の中で動物や人間を殺すことは教育上良くない」という意見からストーリーが変わったそうです。「他人を助ける」という気持ちももちろん大切ですが、とても疑問に思いました。皆さんはどうお考えでしょうか。

 
4月23日(日)
 今日は10時から、札幌の小金湯温泉にある「ピリカコタン」に向かい、北海道ウタリ協会札幌支部の総会に出席しました。
 現在、アイヌ民族の生活空間「イオル」を復元する計画が進められており、平成18年度からモデル地区として白老町に建設が始まります。

 私も北海道知事としてアイヌ民族の生活や伝統文化の発展・継承に取り組んでおりましたので、とても関心のある一つです。アイヌ民族や道、国が連携して、「イオル」が少しでも早く完成し、さらに広がっていくことを願いつつ、私も尽力していきます。

 夕方には札幌市内のホテルで開かれた道内自治体議員のネットワーク「民主議員ネット」の研修会・懇親会に出席し、多くの議員から現在の地方、市町村の実態や課題を聞きました。
 やはり地方切り捨ての小泉改革によって、道内のどこの市町村も悲鳴を上げているようです。話を聞きながら、一日も早く改革の方向性を転換しなければならないと痛感しました。

 
4月22日(土)
 13時30分より、小樽で開催された地元選出の道議会議員の政治セミナーにおいて憲法講演を行いました。会場には約200名近く集まり、私のオリジナル資料を手に、講演を聴いていただきました。
 小樽の港にはここ数年、米海軍の艦船が寄港するようになり、市民の皆さんは軍港化することに強い危機感を持っておられるようです。

 いま米軍が進めようとしている米軍再編、在沖縄海兵隊のグアム移転、キャンプシュワブ沿岸への嘉手納基地移転計画などを日本政府も一緒に進めようとしていますが、なぜそれをやらなければならないのか、グアム移転の経費をなぜ日本も負担しなければならないのか。日本政府は「沖縄の負担を減らす」という表向きの理由だけで、国民に具体的で本当の説明は何もしていません。米軍はグアムに海兵隊の集約施設を作る計画を出しているのです。それに日本が加担することがいいのでしょうか。
 国や地方の借金が1000兆円に達しようとしているのに、移転費用に7000億円も拠出することは納得できません。

 
4月19日(水)
 オーストラリア下院議長一行の公式訪問団が衆議院を訪問しました。
 院内で表敬訪問を受けた後、国会前庭に移動して、満開の八重桜を背景に記念撮影をしました。国会前庭は一般にも開放されていますが、桜の名所としても有名です。議員団は、東京ではもう桜は終わっているものと諦めていたようで、庭園の散策をことのほか喜んでおられました。

 夕刻、衆議院議長公邸で歓迎レセプションを開きました。その席でも議員団としばし歓談いたしました。
 一行の中に、シドニーの北にあるクーラガング湿地を選挙区にしている議員がいました。実は、この湿地は釧路湿原と姉妹提携しているのです。そのきっかけは「オオジシギ」というオーストラリアから釧路湿原に渡ってくる鳥です。釧路市の高校が長年にわたりこの鳥を調査研究し、その成果がオーストラリアにも伝わって、姉妹提携が結ばれました。
 それにしても、釧路で夏を過ごし、オーストラリアまでの9000キロをどうやって渡っていくのだろうかと、話も弾みました。

 
4月18日(火)
 副議長公邸の庭の牡丹がいま満開です。本当にきれいに咲いています。
 3月下旬から4月上旬にかけては桜が咲いていました。
 この庭は私にとって、大都会の中で季節を感じ、心が癒されるオアシスになっています。
(右の写真は写真館に大きく掲載しています)

 
4月12日(水)
 多くの方々から、なぜ私が小沢さんを支持したのかという質問が寄せられておりますので、少し詳しくご説明いたします。

@私が小沢さんと会って話をするようになったのは、2001年アフガニスタン自衛隊派遣の後のことです。
 この派遣に小沢さん(当時、自由党)も私も反対し、その後、外交安全保障問題で意見を交わして参りました。
 その結果、憲法9条はかえない、集団的自衛権の行使は行わない、自衛隊は国土防衛に徹し海外へは出さない、国連の集団的安全保障には別組織を作って協力するという点で合意したのです。
 憲法と国連憲章の精神に合致した方向だと考えております。
 もちろん、菅さんとも政策のいろいろな面で共通点も多いのですが、憲法については民主党の方向を「論憲」から「創憲」へ舵を切っているのは菅さんです。

A民主党はあとがない状況です。すべての力を結集しなければなりません。
 よく「老壮青」の三結合といいますが、民主党結党以来この方針を貫いた代表は「岡田代表」だけです。
 あとの方はいずれも自分より若い(年齢、当選回数)、使いやすい人だけを使っていましたが、党組織の運営という点では大変でした。
 小沢さんは若い人の力も経験豊かな人の知恵も結集してくれることを期待しています。

B内政面においては、前原さんが小泉さんと「小さい政府」論のスピードを競い合うという路線は破綻することがはっきりしています。
 格差社会の解消では小沢さんも菅さんもかわりはないでしょう。小泉政権の影をさらに明らかにしていくのがこれからの国会の任務です。

 いずれにしても、私は今後とも憲法9条は将来の世界の指針にならなければならないと考えておりまして、全国飛び回って憲法を見つめ活用し、これを守るために力を尽していきたいと考えております。

 
4月7日(金) 今回の民主党代表選挙について
 今回の代表選挙において、民主党はまさに「崖っぷち」の中での代表選挙でした。
 私は国会の中では無所属ですけれども、民主党の党員ですので投票権があります。

 私は小沢さんを支持いたしました。その理由はひとつに、小沢さんは自民党との対抗軸を明確にすると掲げているからです。私は前から、例えば前原さんのように「小さい政府」のスピードアップ競争をするのではダメだ、対抗軸を明確にしなければダメだと言ってきました。やはり対抗軸を明確にしていかなければなりません。
 それから従来から小沢さんと話をしてきたんですけれども、憲法に基づいて国連の平和維持活動に協力する、現在の日本の格差社会を解消して「仕事と生活の両立」を図っていく、あるいは教育を最重点に考えていくという政策を打ち出しているからです。

 やはり崖っぷちの時に挙党体制をしっかりつくる、組織的な総力戦が必要です。そのためには小沢さんを軸にして、もちろん菅さんも協力して、我々みんな協力して頑張っていかなければならないと考えています。
 いま自民党はそれでなくても3分の2の勢力を持っていて、これで民主党が崩壊してしまったら議会制民主主義の崩壊です。ですから民主党の再生に向けてみんなで頑張っていこうと考えました。

 投票の前に候補演説がありました。菅さんの演説もなかなか迫力のある演説で、去年の代表選挙のときにこの演説をしていたら勝ったのになと思いましたけれども、小沢さんも演説で「これから自分を変える!」と、そして命を賭けて闘うという演説でございまして、そこでみんなの支持が集まったのではないかと思います。
 新しい体制が週明けにはできると思いますので、そのもとでまた民主党は力いっぱい頑張って参ります。皆さんのご支援をお願いいたします。