今日の行動・メッセージ
2002年8月

8月28日(水) 「汗水働くこと」
 「山の郵便配達」という中国の映画を観ました。山村の中を歩きながら何日もかけて配達して歩く父親が、息子にその仕事を譲ることになり、最後に一緒に配達して歩くという映画です。
 ストーリーは単純だが、そこには国を超えて汗水流して、まじめに働く庶民の姿があった。父と子の関係を含めて、感動した映画でした。
 日本の社会も、汗水流して一生懸命働けば必ず報われるという思いで、みんなが家族のため会社のため、朝から晩まで働いてきた。高い労働倫理観をもち、モラルのある社会だった。
 しかし、バブルの時「汗水流すのはバカらしい、頭を使いなさい。ハイリスク、ハイリターンですよ」と銀行は260兆円も余分に金を貸し出し、企業も個人も儲けることを夢見て金を借り、土地を買い、投機を行って大失敗。この後の環境が今も日本の社会と経済を苦しめています。

 小泉総理や竹中大臣が「努力した者が報われる社会を」と言っているのはどうも「金儲けした者は報われる社会を」という意味のようです。
 相続税や贈与税を下げなさい。所得税の税率も下げて、フラットにしなさいと言いつづけている。一方庶民には、年金への課税の強化、所得税の課税ベースの拡大を求めるようです。
 強い者をより強く、弱い者はより弱く、切り捨てるこんな社会でよいのでしょうか。

 アメリカ的競争社会、市場主義はアメリカの文化です。しかし日本にも日本の文化があり、伝統があります。もう一度モラルをもった、一人ひとりの人間を大切にする日本の社会に変えてゆかなければなりません。

 
8月27日(火)
 今年の日本列島は本当に暑いですね。土日には石川県、福井県。月火には熊本県、福岡県を訪問し、街頭演説、集会、懇談会と駆け回りました。

 特に地方議員の皆さんから、「民主党は地域の声を全然聞いてくれない」との声が寄せられました。
 そもそも私たち民主党は「中央集権的な日本の国を地方へ、市民へ、市場へ権限などを移すことによって、分権型の国をつくってゆこう!」、そのためには党自身も中央集権的な党ではなく、ネットワーク型の党をつくろうではないか、という目的で「ローカルパーティ連合」という形でスタートしたのでした。そしてそこから「市民が主役の民主党」と命名したのです。

 私は、民主党はもっと地方議員を大切にし、地方の党組織への支持を強化しなければならないと考えています。政党交付金もそのような使い方をしなければなりません。国会議員だけでなくて、もっと地方の党組織へ優先的に配分していかなければならないと思っています。

 地域の中で頑張っている党員を大切にする党へと変えていこう!それが地域に住む人々の暮しを大切にしてゆくことにつながると思っています。

 
8月22日(木)
 今日はマスコミ対応に終始しました。今、合間を見て書いています。
 今回は、先日議員会館へ挨拶回りをした時のお話をしようと思います。

 その際に在室された議員の皆さんと意見交換を行いました。多くの声は「この代表選を戦って、終わった後はどうなるのか」という心配の声や、排除の論理ではなく、党をしっかりと統合するための努力をしてほしいという声が寄せられました。
 政権政党にとって、幅の広さは必要条件です。国民の皆さんの意見は多様です。その多様な声をまとめて責任を果たすのが政府です。
 民主党で排除の論理を貫く人は、排除の論理をもった政府しかつくれません。つまり、民主的ではなく、独裁的な政治しかできないのです。

 「ラッキョウの皮むき」ということわざをご存じですか?猿にラッキョウを渡すと、ラッキョウの中に何かおいしいもの(実)が入っているかと思って皮をむくが、何もない。結局すべてを失うということです。
 求心力を持った党を、みんなの力を合わせてつくりましょう!

 
8月21日(水)
 昨日はおとといの大雨が嘘のような晴天。私は北区十条の商店街へ遊説に。
 こんなに暑い中でもお買い物中の皆さんは足をとめ、私の話に耳を傾けてくれました。ありがとうございます。中にはその場でサポーターになって下さった方もいらっしゃいました。また、突然の差し入れ、嬉しく思います。ご期待に応えるよう、今後も頑張ってまいります。

 さて、今回の遊説途中に皆さんからいくつかのご意見をいただきました。
 「医療費は高すぎて、病気や歯が悪くなっても行くのを渋ってしまう。」
 「パートで働きたくても、女性だからという差別や年齢制限をうける。」
 「不景気でお給料が減り、今までのように家賃が払えなくなった。住む所を確保してほしい。」
 「公的なサービスのために渋々増税を認めたのに、全く福祉は安定しない。一体私の払っている税はどこに消えているのか。」
 「政治が私たちの世界とは遠く離れて感じます。もっと地域住民との対話をして下さい。」

 私は、アメリカ的市場主義や競争思想が日本の社会に組み込まれていることが、上記のような問題を生んでいる原因の一つだと思っています。
 「効率的」という言葉が最近流行っています。でも本当に社会のあらゆる分野に「効率化」だけを進めて良いのでしょうか。
 確かに、経済分野の中では「効率的」であることも、「自由」であることも、公正な競争ということを前提として必要だと思います。しかしながら、それを「社会」システムの中に組み込んではいけない。非効率な存在をひたすら排除する社会では、私たちが安心して暮らすことができないのではないでしょうか。私は今のアメリカ社会を理想的な国とする考え方には反対です。

 今後も地道に足を運び、何が必要で、何が不必要かを直に伺いたいと考えています。
 
8月9日(金)
 今日は長崎に原爆が落とされた日です。その3日前には広島に原爆が落とされました。
 6日の広島原爆の日、広島市長が平和宣言の中で「戦争や原爆の悲惨な記憶が世界的に薄れつつあり、憎しみと暴力、報復の連鎖を断ち切る和解の道が忘れ去られている」「人類共通の明るい未来を創るために協力を始めることが和解の意味。和解の心は人類の過ちを素直に受け止め、過ちを繰り返さずに未来を創ること。平和と人道の世紀を創造するため、あらん限り努力する」と誓いを述べられました。
 「報復より和解を」、本当にそのとおりだと思います。そして世界平和に向けて日本が率先して和解の道を切り開き、明るい未来を創らなければならないと思います。

 同じ日の夕方、私は民主党代表選挙に立候補することを正式に表明しました。その後、多くの方々からあたたかい応援や激励のメールが寄せられてきています。本当にありがとうございます。
 皆さんのご期待に応えるべく、全力で頑張ってまいります。