「現場」で元気いっぱい活動しています

 

 皆さんこんにちは、横路孝弘です。
 今年になって初めてのお話でございますが、昨年は本当にいろいろとお世話になりまして、ありがとうございました。

 通常国会も始まりまして、私も久しぶりに「現場」で活動しています。
 厚生労働委員会に所属いたしまして、早速、生活保護の問題、あるいは子どもの貧困、雇用の問題、障害者差別禁止法、自殺の問題など、いま日本を取り巻いている様々な問題について取り組んでおります。

 生活保護の問題は、今度、給付を引き下げることになりましたが、その影響を一番受けるのは子どもを持っている家庭なんですね。これはやはり問題も非常に大きいわけで、子どもの貧困が言われている中で、さらに問題がたくさん生ずるものと思います。たとえば生活保護に連動して子どもの就学援助などが決まっている仕組みがあるんですが、生活保護が引き下げられることによって就学援助の対象にならないという子どもが出てきます。
 そんな問題はこれからの議論です。
 ただ今度の生活保護制度の関連で、生活保護の手前の生活困窮者に対する支援をすることになりました。これは北大の宮本太郎先生などが中心になってまとめたものですが、中身は非常にいいものだと思います。ただ、それを行うのは自治体の福祉事務所が中心になって、NPO法人や社会福祉法人の協力を得て行うということで、あまりにも幅が広いので、本当に人の配置や予算などが問題になると思います。いま札幌市などのお話なども聞きながら、国会の議論に備えているところです。

 もうひとつ、いま民主党としては雇用基本法と子どもの貧困対策の法案をつくろうということで準備を進めています。
 雇用基本法というのは、いまの日本は片一方に非常に長時間労働があり、もう片一方で不安定で低収入のいわばパート労働、短時間労働があるという状況になっています。また、全国的に展開している企業の中にも「ブラック企業」といわれるところがありまして、新入社員を正規でたくさん採用するんですけれども、労働時間が長くて、中には3か月間毎月300時間の労働をやらされて亡くなってしまったというケースもあります。
 やはり労働時間は上限をしっかり決めることと、労働時間と労働時間の間を空ける、ヨーロッパでは11時間空けるということになっていますが、いずれにしてもそういうように雇用をもっとしっかりしたものにしていこうということで、基本法をつくろうという準備をしています。

 もうひとつは子どもの貧困で、子どもの状況というのは親の所得によって非常に違ってきます。親の所得で教育に格差が生まれるような状態では困ります。そういうことで、できるだけ子どもの貧困を様々な面から解消していくことを、努力をみんなでしようということをベースに考えています。

 また障害者差別禁止法、これも民主党政権になって障がい者本人が政策をつくって実行していこうということで、内閣府の中に障がい者の人が入って、そこが軸になって今まで障害者基本法の改正、障害者自立支援法に代わる総合福祉法の制定、そしていま差別禁止法というような作業をしています。中身はインクルーシブ教育と雇用の問題、交通バリアフリー、さらにコミュニケーション手段といったようなことなどがテーマとして問題になります。
 こういうように、本当に幅広い様々な問題に取り組んで、朝8時から勉強会などがずっと続くというような状況ではりきってやっております。

 もうひとつぜひお話ししなければいけないのは、やはりいまの安倍政権は憲法改正を考えているということです。
 改憲の地ならしでまず憲法96条を変える。というのは、いまは衆議院と参議院の3分の2以上の賛成で憲法改正を発議できるんですが、それを2分の1以上にしようということです。こんなことになったらどんどん変えられてしまうということですが、まずこれが一番のポイントです。
 その他にも、自衛隊を国軍に変える。国軍に変えると自衛隊は海外での武力行使が可能になりまして、軍事力は専守防衛ではなくて「攻撃は最大の防御なり」ということでどんどん大型の兵器を持つようになるということで、全く憲法9条の意味がなくなってしまいます。
 あるいは言論の自由についても制限を加えるということで、いま憲法21条1項では「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」とあるのを、そういう規定があっても、公益や公の秩序に反するようなことは認めないというのが自民党の憲法草案でして、中身は本当にひどいものです。

 こういう問題をもっとみんなに知ってもらうように、いろいろと勉強会も開いていきたいと思いますので、もし希望される方がおられたらご連絡いただければと思います。
 横路孝弘です。元気いっぱい頑張っております。ありがとうございます。


   2013年2月23日

横 路  孝 弘