2010年、改革に全力投入!

 

 明けましておめでとうございます。
 皆さんもどのように新年を迎えられたでしょうか。
 昨年は皆さんのご支援で政権交代を実現することができまして、鳩山内閣がスタートして3ヶ月が過ぎました。
 私も初めての臨時国会を衆議院議長としての対応をしたところでございます。

 新しい年は、まず何と言いましても、私どもの今年度の補正予算そして来年度予算をしっかり審議して成立させるということが、いま一番日本の経済や国民の皆さん方の生活状況を考えると一番大事なことだと思っております。
 この間の日本経済の不振、それはアメリカにおける金融危機というのも要素の一つですが、実は日本経済というのは2008年4〜6月期からマイナス成長なんですね。それは小泉さんの構造改革という名の下に、地方財政を大幅にカットした、社会保障や教育の予算をカットした、地方にお金が流れない仕組みを作っておいたから、景気が悪くて税収が減りました。
 したがって私どもも、選挙でお約束した公約の実現と、その財源の確保ということで新しい内閣スタート以来大変苦労してきたところでございます。

 しかしそうした中で、ムダをできるだけカットしながら、まずやはり私どもは、ムダと不要な予算の使い方というのを変えていこうということで、例えば今年度の補正予算でいいますと、3つ柱があります。
 ひとつはカットしてきた地方財政をもう一度ちゃんと復活していこうと。もうひとつは、雇用問題が深刻だから、雇用調整金の予算もだいぶ使い果たしてきています。雇用調整金を受け取って、企業で、特に中小企業で雇用を継続されている方がだいたい200万人いると言われる状況でございますので、ここをさらに継続していこうと。もうひとつは、中小企業への金融支援ということが補正予算の柱になっています。

 そして本予算の中では、子ども手当、とりあえず来年度は一人月額1万3千円ということでスタートすることにいたしました。従来の児童手当を活かして、その上に子ども手当を乗せるというやり方になりましたので、地方から負担が生まれるのはおかしいと言ってますけれども、今まで児童手当で負担をしてくれていたわけでございますので、新しい制度を順調に軌道に乗せていくためには、やはりこういったことが、何せお金がないんですから、やはりそこでみんなで協力をしてやっていなかければいけない。
 特に本予算でも、地方財政への支援というのは大幅にアップしたわけですね、小泉さんのカットの前の状況にできるだけしっかり近づけていこうということで努力しておりますので、ぜひこの子ども手当を実現して、お金が地域に流れていきますと、地域経済にも大きな潤いを与えるのではないかと思います。

 また高等学校の授業料、公立高校については完全に無償化すると、それから私立の子どもにも親の収入によって支援をしっかり強化していこうという方向を出しております。
 子どもや教育、そして社会保障を充実しようということで、診療報酬も久しぶりにわずかではありますが上げることができたわけでございますし、生活保護のカットされてきた母子加算の復活など、私どものマニフェストの中で公約した大事なことが実現することができたわけであります。
 暫定税率の話でございますが、これは2兆円を超える大きなお金で、しかも地方の負担もこれがなくなると増えるということなどもあり、当面ともかくこのことについては継続すると。

 マニフェストは何といっても4年間で実現するということでございますので、財源の問題、国民の皆さん方の様々な要望といったような点をトータルで見ながら4年かけて実現していきたいと考えております。

 どうかこの新しい年、新しい内閣で力いっぱい頑張って参りますので、皆さん方の叱咤激励を心からお願い申し上げます。と同時に、マスコミも適当なコメントばかり次から次へとやっていますけれども、どうか4年間、せっかく誕生した新しい政権、どうか皆さんのお力でしっかりと今までの積もり積もった様々な垢や膿を出す、そういうことをこの政権でやらせていただきたい。事業仕分けなどもさらにこれから継続していきたいと思っております。
 どうかそうした意味で、改革に全力を投入するこの政権へのご支援を心からお願い申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

   2010年 1月 1日

横 路  孝 弘