地方から日本の政治を変えよう!

 

 皆さんこんにちは、横路孝弘です。
 いよいよ3月22日から北海道知事選挙、25日から札幌市長選挙、30日から道議会議員と札幌市議会議員の選挙が始まります。

 知事選挙には荒井さとしさんが出馬してくれることになりました。私が知事のときの知事室長です。
 6月、初夏の札幌を彩る大きなイベントになりました「よさこいソーラン祭り」、いま200万人の人々が来ています。さっぽろ雪まつりに匹敵するイベントになりましたが、これは荒井さんが知事室長時代に、こういうイベントをやりたいと言ってきた道内の大学生の、若者の声を聞いて、そして実現して今日まで成長してきたんです。
 いま小泉さんや安倍総理は「鈍感力」といって、国民の支持率や声なんか気にするなという政治をやっていますけれども、こうして一人の若者の声を受け止めて、そしてそれを実行していくという意味では、荒井さんは本当に政治家として一番大事な基本をしっかり実行してきた方だと思います。
 また国と道は、夕張の人々は日本一貧しい生活をするべきだという本当にひどいことを言っていました。そして図書館もダメ、美術館もダメ、老人ホームもダメ、市民会館もダメ、公衆トイレもダメと、他の同じ規模の町でひとつでもやっていないことがあればそれは全部ダメ。そして日本一高い市営住宅料金、水道料金などの料金。そうした国や道の対応に「こんなバカなことは許せない!」といって荒井さんが声を大きく上げました。それで慌てた国と道がその後に夕張にも若干の配慮をしたと、これはある意味でいうと当然のことなんですが、そういう展開になりました。
 荒井さんはまだ当選していませんけれども、立候補を表明して夕張に行っただけで国や道の夕張への政策を変えてしまったわけであります。

 札幌市長の上田文雄さんは、私と同じ法律事務所の弁護士で、人権問題や子どもの問題、医療過誤の問題などに取り組んできた庶民派の、そして人権を大事にする弁護士です。
 4年前の選挙で立候補して、そして市長になったときに公約したもののひとつに「札幌元気基金」というのがあります。中小企業への銀行の融資は「貸し渋り・貸しはがし」ということで、本当に困っている企業にはなかなか融資が順調には行きません。そういう企業を助けようということでスタートしたこの基金は530億円、1万を越す企業に利用されています。1企業平均で500万円くらいのお金ですが、それで助かって大いに活動されている企業がたくさんあるわけでして、本当に経済活性化、こういう既存の中小企業を大事にするということが大変大事なことではないかと思います。
 また上田さんは、行財政改革をしっかりとやって、第3セクターを見直すとか、第3セクターに派遣していた市職員を引き上げるとか、そして天下りについてもいまいろいろな規制が強いんで、ぜひそのことはやっぱりやめていこうではないかというような方向性でご努力され、行財政改革に取り組んできました。
 こういうことは既存の人とぶつかることがあるわけで、市役所の中の特に公共事業関係をやってきたOBの人には非常に不満があるようでございます。しかし市民のためを考えればこういうことをやるのは当然だと思いますが、そういう人々の不満が国土交通省から公共事業の専門家を呼んで市長候補にしようということになったようです。
 国土交通省はいま談合を組織的にやったということで公正取引委員会から追及されているところでございますけれども、やはりそうではなくて、もっともっとあたたかい市民のための政策ということで、例えば保育所の定員を1000人増やすとか、少人数の学級化を進めていくとか、あるいは0歳から小学校に上がるまでの子どもの医療費を無料にするとか、市民にとって本当に必要な、大事なこと、子どもと高齢者のための政策を上田さんは進めているわけでして、どうか上田さんにはこれからもぜひ頑張っていただきたいと思っています。

 考えてみると自民党も情けないですよね。北海道の知事をよそから持ってくる、札幌市長は札幌以外のよそから持ってくるということで、人材がいないことを示しているように思われます。
 今度の選挙は本当に大事な選挙で、北海道、東京、福岡での知事選挙で勝って、7月の参議院選挙で民主党が勝てば政権交代に大きくつながります。
 いまの自民党政治はもう数に押してメチャクチャな政治です。年金の支給開始年齢を65歳から67歳に引き上げますよ。介護保険の自己負担を1割から2割に引き上げますよ。それから今まで40歳以上の人が保険料を払っていたのが、30歳とか20歳とかに引き下げますよ。75歳以上の高齢者の人は新しい医療保険制度ができて、たぶん北海道では今のままで行けば月8000円くらい払わなければいけないようになりますよ、など。

 もうともかく庶民直撃、特に高齢者直撃の自民党政治です。この自民党政治とつながっている道政はやはり断ち切らなければなりませんし、市民の立場に立った市政はしっかりと継続させていかなければならないと思います。
 ありがとうございました。

   2007年3月21日

横 路  孝 弘