憲法を基本にした国づくり・国会運営をすすめる
総選挙御礼と副議長就任あいさつ

 

 皆さんこんにちは、横路孝弘です。
 ご挨拶が遅くなりましたが、9月11日投票の総選挙では、皆さんの大変あたたかいご支援をいただきまして、小泉暴風雨が吹く中で、おかげさまで当選することができました。心から感謝を申し上げたいと思います。

 北海道は小選挙区12のうち、8つを民主党が手にすることができましたし、比例区も109万票と各党の中で一番多い得票数でございました。したがって定数20のうち、民主党が11で、自民党7、公明党1、新党大地1ということになったわけでございます。
 議席数でいうと全国的には本当に大敗いたしました。しかし得票を見てみますと、民主党は2480万もの人々からご支援をいただきまして、比率は36.4%。前回は2181万のご支援をいただいて、比率は36.7%。このように得票を伸ばして比率も0.3ポイントしか減っていないのですけれども、当選者は105人から52人と半減してしまいました。小選挙区制度の持っている大きな特徴のひとつでございますが、やはり「郵政民営化是か非か」というような単一イシュー(争点)ではなく、私どもは小泉さんの4年間やってきた業績、一体何をやったのかということを争点として明確に提起することが全国的にはできなかったということが残念でございます。北海道ではそういった問題を皆さんにしっかり提起することができたのではないかと思います。

 小泉さんは今回の総選挙を「郵政民営化への国民投票だ」と言っていたわけですが、小選挙区での郵政民営化賛成派と反対派の得票を見ますと、賛成派の自民党と公明党は3350万票。これに対して反対派の民主党や共産党、社民党その他は3457万票ということで、51%が反対で、賛成は49%なのです。ですからこの選挙で信任されたということにはならないわけで、半数の有権者が「郵政民営化NO!」ということを選択しているわけです。そのことをしっかり見ていかなければならないと思っています。

 いずれにしても、2480万の人々が民主党に期待してくれました。民主党に期待が寄せられたのは、小泉政権の危うさ、平和の問題とか国民生活の将来がどうなるのかといった点についての危うさが非常にあったからだと思うのです。ですから私どもはそこで憲法問題含めて、その危うさを解消する本当の争点を明記しなければいけないと思っています。
 前原さんが民主党代表に就任しまして新しい執行部ができましたが、どうも最初から憲法9条を変えるとか、集団的自衛権を行使すべきとか、党の方針でもないことをお話なさっていますが、これでは益々政権から遠のいて、せっかく民主党に期待してくれた人々を裏切ることになるのではないかと私は思っております。

 この度、衆議院の副議長に就任いたしました。圧倒的な与党多数の中で、少数意見がしっかりと尊重されて、きちんと議論される国会にしていかなくてはいけないと思っております。幸い、河野議長とは昔に軍縮議員連盟や日中議員連盟などで一緒に活動してきたこともあります。やはりしっかりと憲法を基本にした国会運営や日本の国づくりに全力を尽くしていきたいと思っております。
 副議長になっても政治活動はもちろんできます。院内の会派を離脱しただけ、つまり会派にとらわれないで公正な国会運営をしていこうということでありまして、党籍はそのまま、政治活動も続けられます。ですから、憲法問題も含めてどんどん積極的に講演などお話をしていきたいと思っています。

 この度は本当にどうもありがとうございました。

   2005年10月3日

横 路  孝 弘