マニフェストの具体化、そして政権交代へ
衆院選を終えて

 この度の衆議院総選挙におきましては、皆様の本当にあたたかい大きなご支援を頂きましたことを心から感謝申し上げます。
 皆さんから頂きましたご期待に応えて、これからしっかり国会で頑張っていきたいと思います。

 2年6ヶ月続いた小泉政権は「痛みを我慢しろ」と言うだけで、痛みがどんどん広がっています。例えば医療費の負担が上がり、年金の給付はカットされ、年金だけで生活されている方々の生活を直撃しています。この選挙戦を通じてやはり何とか生活できるようにしてほしい、将来の不安を解消してほしいという切実な声や願いをたくさんお聞きしました。
 またあちこちを回りますとシャッターを下ろしているお店を本当に多く見かけます。「シャッター通り」という言葉どおりの商店街が全国にたくさんあるのです。みんなが必死になって長いこと続けてきたお店をこれからもやっていきたいと思っても、売上が伸びなくて店を閉めざるを得ない。昨年廃業したお店や会社は全国に20万件もあります。それに、この春に高校や短大、大学を卒業して社会に出てこれから一生懸命頑張ろうと思っている若者に就職の場がありません。だいたい卒業生の3割くらいの人が定職につけないで、ときどきアルバイトしながら仕事を求めている状態になっています。しかし小泉さんはそういうことに本当に関心を示そうと致しません。
 こんな状態がどんどん続けば大変なことになるわけで、社会の基本をなす経済を早く良くしてほしいという期待も大変強かったと思います。

 そしてイラクへの自衛隊派遣です。特に北海道の旭川や札幌などの部隊の皆さんが派遣されるということで、どうして今イラクへ日本の自衛隊が行かなければいけないのかという不安は隊員の皆さんや家族の皆さんばかりではなく、多くの道民の皆さんが持っているわけでして、私にもそういう声がたくさん寄せられています。
 10年前の湾岸戦争のときは中曽根さんが総理大臣だったのですが、そのときもアメリカから自衛隊を出してくれといわれて、中曽根さんは海上自衛隊を出そうとしました。しかし官房長官だった後藤田正晴さんが「自衛隊は日本の国を守るための組織であって、海外の戦争に参加することは憲法上許されていません」といって説得してやめさせました。今の小泉内閣にはそんな人はおりません。みんな「それ行け!」という人ばかりで、総理が先頭になってブッシュさんの言うこと何でもOKという政権になっています。
 やはりフランスやドイツのように、アメリカが間違った行為をやれば「No!」と言って止めることのできる政府でなければいけないと思います。アメリカが「右!」と言ったら右、「金出せ!」と言えば金を出す、「自衛隊出せ!」と言えば自衛隊を出す、こんな政治をいつまでも続けていいのでしょうか。

 政治を変えていくために私どもが皆さんにお示ししたマニフェスト、この具体化に努力すると同時に、次の選挙こそ政権交代の選挙であり、今回はその土台がしっかりできたというように思っていますので、今後とも皆さんのご支援を心からお願い申し上げまして、この選挙大変ご支援頂きました皆さんへの感謝のご挨拶と致します。ありがとうございました。

  2003年11月11日
                                               横  路  孝  弘