イラクに対するアメリカの戦争に反対しよう!

ブッシュ米大統領に手紙で戦争反対の意思を伝えましょう!

 

 アメリカのブッシュ大統領は「世界には正義か、邪悪しか存在しない。アメリカは悪を悪と呼んで、世界をリードして悪と戦うのだ。イラクのフセイン大統領は悪魔で、打倒しなければならない」と演説し、すでに15万人を超える米軍を中近東に送っています。

 アメリカがイラクに戦争をする本当の理由と狙いは何でしょうか。
 湾岸戦争が終わって12年。この間、アメリカはずっとイラクを監視してきたのです。12年前に比べてイラクの国力も軍事力も半減したといわれています。
 現在、アメリカや世界に対してイラクが脅威を与えている事実はないのです。世界がそのことを指摘しています。

 イラクは悪であり、フセインは悪魔だといいますが、フセインを育てたのは誰でしょうか。
 1983年12月、ラムズフェルド現米国防長官は当時、レーガン大統領の特使としてイラクを訪問、フセインと握手を交わし、悪魔であるイランと戦う戦士として評価し、イラン・イラク戦争の中で不利だったイラクを支援するために
 @イラン軍の配置を示す衛星写真を提供
 Aエジプトを通じて戦車を、またヘリコプターは直接提供
などをしてイラクを支援したのです。
 さらに、イラクの要求に応じて、化学分析装置や生物の培養基、細菌類の輸出を行なったのです。
 悪を育てたのはアメリカです。悪を育てたのは善なのでしょうか。アメリカは善なのでしょうか。

 アメリカのイラク攻撃の真の狙いは「石油」だといわれています。
 ・ブッシュ大統領、チェイニー副大統領、ライス補佐官、ホワイト陸軍大臣など、石油業界の出身者が支配層を形成。
 ・アメリカの中東石油の依存度は28.6%であり、イラクの石油の輸出の半分はアメリカが輸入(ロシアの仲介)しており、しかも世界では中東石油のウエイトが今後も高まり、2020年度では42%と高まり、戦略的に非常に重要。
 ・石油埋蔵量はサウジアラビアが第1位、イラクが第2位だが、サウジとアメリカの関係は非常に悪い。なぜなら、9・11テロの犯人19人のうち15人がサウジアラビア。しかもサウジでの王制度は揺らいでおり、貧富の差も拡大して問題が多い。

 そこでイラクを長期占領して、中近東、カスピ海、中央アジアを制圧するというものです。
 そのために今年度、45兆4320億円(3786億ドル)の軍事予算を計上し、トルコ、イスラエル、ヨルダン、クウェート、カタール、オマーン、サウジアラビア、バーレーン、UAEに軍隊を派遣して、戦争を企てているのです。

 アメリカ・サンフランシスコでの戦争反対集会で、11才の子供が次のように言いました。
 「イラクにいるのはたった1人の人間みたいにブッシュ大統領は言うけれど、僕と同じ子供たちやお母さんたちがたくさんいるんだよ。石油のために戦争をしないで!」

 このアメリカの戦争は国連憲章に反するものであり、国連憲章第51条は「報復のための戦争」「予防的な正当防衛権の行使」を禁止しているのです。先制攻撃も先制的核の使用ももちろん許してはなりません。

 イラクへの攻撃は国連の決議があっても許されることではありません。
 アメリカの共和党幹部はこう言っています。
 「ロシアもフランスも石油の分け前が欲しければ、アメリカの軍事攻撃に参加すべきだ」
 こんな脅しの上での決議は、たとえ決議が成立しても正義の決議ではありません。

 戦争には絶対反対!の声を大きく出しましょう。
 そのために、ブッシュ大統領へ反対の手紙を送りましょう。

 
手紙のフォーマットはこちら (PDF)

    2003年2月2日
                                                 横 路  孝 弘