鈴木宗男、武部農水相、雪印食品…

 


 皆さんこんにちは、横路孝弘です。
 ときどき寒くなったり雪が降ったりしながらも、だんだんと春めいてまいりました。いかがお過ごしでしょうか。
 このごろ永田町では、私ども北海道出身者は大変肩身の狭い思いをしております。鈴木宗男議員問題、狂牛病の武部農林水産大臣、そして雪印食品といずれも非常に大きな問題で、早く整理をしなければいけないと思っています。

 鈴木議員の行動は、外務省や北海道開発庁をもう本当に我が物にして、国民の税金をあたかも自分のお金であるがごとく振る舞いをする、本当に許せない存在だと思います。私どもは徹底的にこのことを追及し、有権者はこういう政治家を追放していくことが大変大事なのではないでしょうか。

 狂牛病問題も、農林水産省に非常に大きな問題があります。イギリスで肉骨粉が禁止され、EUで禁止された。しかしその後もパキスタンやフィジー、香港といった普通考えられないような場所から商社が輸入していたのです。
 この肉骨粉の禁止問題について、各国は国連から警告が発せられたときに法律で禁止したわけですが、日本の場合は行政指導にとどめた、その行政指導も徹底しないまま、とうとう狂牛病が発生してしまったわけです。
 こういう問題に対する体制、対応、感度の鈍さのようなものが非常に大きな問題で、しかもなぜそんなことが発生したのか、やはり農林水産省が農協という巨大な組織に非常に遠慮して、やるべきことを怠ったということだと思います。
 いまは一日も早く、商社が輸入して全国にバラ撒かれた肉骨粉がどのような経路でどのように使われていったのかということをはっきりすべきだと思います。
 幸いなことに狂牛病は3頭目まででその後は出ていませんが、実は出ない仕組みを作ってしまったのです。廃用牛という普通は肉に回るものを北海道では全部肉に回しておりません。狂牛病が発見されたら大変だということで全部処分してしまっているのです。
 ですから臭い物に蓋をして、それで今この時期を何とか過そうとしているのです。
 これに対する政治責任を負っている武部農林水産大臣も、不用意な発言を重ねて、農家や業者、焼肉屋さんなど商店の皆さんの怒りを買っています。やはり責任を明確にすべきだと思います。

 雪印食品も本当に許せない行為だったと思います。上司からの違法な命令を断る人がいればこんな事態にならなかったのかもしれません。
 いずれにしても食品会社というのは安全と消費者の信頼が何より大事でありますが、雪印食品ばかりではなく、やはり今の日本の経営者は、ともかく利益を上げることだけに邁進をしているというような状況ではないでしょうか。
 売上げが伸びないから何とか利益を上げようという気持ちもわかりますが、しかしそのために素晴らしい経験を持った有能な社員をどんどんクビにして、仕事をアウトソーシングにし、あるいは若いパートでもってその穴を埋めていこうとすれば、どうしてもそこに大きな問題が生ずるわけです。
 特に食品会社のように安全に携わっているような仕事の場合そういうことが言えるわけですが、JCO事故とか三菱自動車の問題、あるいは新幹線のトンネル崩落事故といったようなものは、いずれもそうしたバブルからリストラの10年間における日本の企業や社会の悪しき行為によるもので、非常に大きな問題があったといえるのではないでしょうか。

 大変大事なたくさんの問題を抱えております。本当に危機の年を迎えていると言っていいでしょう。政府の責任が重大でございますので、しっかりと頑張ってまいります。

  2002.3.3
横  路  孝  弘