森内閣不信任案に賛成投票するも、否決
〜加藤紘一氏、投票直前に国民の期待を裏切り本会議欠席〜
2000.11.21

 民主党など野党で国会に提出していた内閣不信任案は、賛成すると発言していた加藤紘一氏が投票直前になって“撤退”したことで、野党の力及ばず、残念ながら否決されました。
 マスコミの世論調査では国民の75%が森内閣を支持しないと回答し、加藤氏の行動に期待していた国民も多く、加藤氏への不満や政治への不信感が増大する結果となりました。
 今回のことに関して、横路孝弘は「加藤さんの行動についての教訓は何か」という緊急メッセージを発表しました。(今月のメッセージにも同じメッセージが掲載されています)

緊急メッセージ
加藤さんの行動についての教訓は何か


○11月21日、何のドラマも起こることなく、森内閣不信任案は否決された。
 加藤さんが11月10日、不信任に賛成すると発言されると、多くの国民はこれで政治も変わるかもしれないと期待を寄せた。
 しかしご承知のように、本人は勝てないと見るや、多くの国民の期待を裏切ってこの闘いを放棄してしまった。

○このことをどう受け取るべきか。
 もちろん野中幹事長を中心にして脅しや甘い言葉など、大変な強烈な締め付けがあったのも事実だが、そんなことは想定されたことだ。
 加藤さんの敗北は、政権を担う決意と政策が無かったことに尽きると思う。
 テレビを通しても、何をやるのかという具体的な政策は最後まで明らかにならなかったし、政権を担うための倒閣運動であるのに、自分は総理になるつもりはありませんとそこから逃げてしまった。

○民主党にとっての教訓は、政権へのしっかりとした決意と政策が何より大切だということと、政権交代は選挙を通してということ。民主党はしっかりまとまり、国民の本当に求めているもの、日本にとって本当に必要な改革を具体的に明らかにすることを急がなければならない。
 それは何より、現在と将来の不安を解消すること(雇用問題と年金問題を中心に)。
 行政改革、税制改革、公共事業改革、社会保障改革など、財政構造改革をしっかり行い、小さな政府と豊かな地方政府をつくることが大切。
 そのためにこれからも努力していきたい。

   2000年11月22日
                                           横 路 孝 弘