労働者の権利を確立しよう!
憲法9条、教育基本法を守ろう!
2005.5.1

<第76回全道メーデーあいさつ>

 民主党を代表して一言連帯のご挨拶を申し上げます。
 メーデーはアメリカで1日8時間、週48時間労働をめざしてスタートしました。
 それから120年、日本の現状はどうなっているでしょうか。今日、日本は世界一の長時間労働です。1週間60時間、1日12時間以上働いている人が30代40代で全体の4分の1、しかもサービス残業です。
 他方、パート労働がどんどん増えて、いまや全雇用者の3分の1近く、その月収は半分の人が月10万円以下という低賃金です。
 こうした中で雇用の二極化が進み、所得の格差が拡大し、貧困層が形成され、不平等が拡大し、不安がいっぱいの社会になりました。
 民主党は、仕事と生活がきちんと両立する日本の社会にするために、@サービス残業・長時間労働の解消、A年休の完全消化、Bパート・派遣労働の均等待遇の実現、などをめざしてがんばっていきます。

全道メーデーあいさつ 先日のJR西日本の列車事故は本当に悲惨なものです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、ケガをされた方々に心からお見舞い申し上げます。
 この事故の原因は今後明らかになると思いますが、考えてみますと、この数年、大きな事故が増えています。雪印、三菱自動車、ブリヂストンなど大企業で信じられない事故が起きています。
 それぞれにいろんな要素があると思いますが、いつも指摘されているのは、@リストラで40代50代のベテランの中高年層をクビにしたこと、A新卒の採用を長い間控えて、組織の中に穴が大きくあいていること、B何でもマニュアルさえあればと簡単に考えて効率化を優先させ、安全のための投資や人材の配置を行なってこなかったこと、などが指摘されています。
 日本の社会では、どんな現場でも安全にモノを作ったり機械を使う技術は人から人へ、先輩から後輩へ伝えられてきたのです。そこには必ず経験豊かなベテランがいたのです。
 人の持っている経験、それは必ずしも言葉だけで伝えられるものではありません。目や耳や体、その場の空気、五感を使って体験することも重要です。
 人間を粗末にしてきたバブル後のリストラの1990年代は、日本の社会に深刻な影を残しているのです。

 こうした日本の社会の現状は、いまの日本国憲法にも、教育基本法にも原因や責任がある問題ではありません。
 最近、憲法論議が盛んですが、憲法9条は、あの戦争の結果誕生した、日本の国と国民の理想であり目標なのです。
 明治以降の日本の現代史、韓国・朝鮮を植民地にし、中国へ侵略して満州国を作り、真珠湾攻撃に始まった戦争で、日本人313万人、アジア人2000万人が亡くなり、最後は広島と長崎で終わった戦争。憲法9条はこの現代史の日本としての反省の上の表現なのです。
 私たちはこの歴史に目をつぶり、忘れてもいいのでしょうか。そんなことはできません。
 したがって憲法を議論するということは、日本と世界の現代史に向き合うということです。
 平和は、私たちが生きていく上で一番大切な環境です。
 憲法9条をしっかり守り、9条の示す目標に向かって日本は努力していかなくてはなりません。
 私たち政党は大きな責任を持っています。私はその責任を果たす決意です。
 平和で、誰もが安心して暮らすことのできる日本と世界のために、みんなで頑張りましょう。
 メーデー万歳!